1. 2023/10/16(月) 00:09:10
最近では肉や野菜などの生鮮食品で値上げが相次ぐ。学食から撤退したある業者は「仕入れ値はコロナ禍前と比べ、調理油で2倍以上、肉類で3~4割増えた」と明かす。別の業者は「ここ数年で、年間で数%あった利益がほぼゼロになった」とこぼす。
大阪府立桜塚高(豊中市)では9月、6月末に閉鎖した学食の跡地に、コンビニエンスストア「ヤマザキショップ」が開店した。イートインスペースも設けた。別の学食業者と契約しても撤退リスクが残ることを勘案し、商品が多様で生徒の利用が見込めるコンビニを選んだという。
富山県立富山中部高(富山市)は4月から学食をなくし、昼食用の弁当をスマートフォンで注文できるサービスを導入した。1食500円で、当日朝までに注文すれば届けてもらえる。
↓大阪府立桜塚高校の校内にオープンしたコンビニ
出典:www.yomiuri.co.jp
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公立高校の学校食堂(学食)が苦境に陥っている。各地で学食や給食事業などを運営してきた「ホーユー」(広島市)が業績不振で事業停止となって業界の現状に注目が集まったが、物価高やコロナ禍の直撃で事業から撤退する業者が現れている。学校側は生徒の利便性を守ろうと対応に追われている。