1. 2023/09/29(金) 00:21:31
◆漫画の表現に違和感?
メアリー:日本の問題はアニメやマンガのなかにもあると思う。
例えば、人々が異なる宇宙にトランスポーター(輸送機)で運ばれていくアニメがあったとするでしょう。その宇宙は、日本のルールに従って機能しているの。つまり、私たちは完全なる異世界にいるにもかかわらず、そこにまだ日本文化や常識が普通にあるというのは、本当に奇妙に感じてちょっと理解できない。多様性がないというか、アニメのなかにもそれが表れていると思う。
メアリー:あるマンガを読んでいて驚いたんだけど、男の人が異なる世界にテレポートしたとき、彼が「温泉に入ろう」って言ったんだよね。「はあーっ」とか思っちゃった。
出典:news.audee.jp
これについてシェリーは「アメリカでは年齢はあまり関係なく、年齢が上か下かで態度を変えるということもありません。もちろんリスペクトはしますが、職場の上司(ボス)でもスポーツのチームメイトでも、先輩・後輩というコンセプトはありませんね」と補足。
「異世界物の作品なのに温泉が存在する」といった設定は、日本人からすれば“マンガならではの荒唐無稽な面白さ”として受け入れられますが、外国の人から見れば実に不思議に、ときには不自然に見えるポイントのようです。
こうした描写について、「なかには『外国文化を知らないのでは?』『異文化に対するリスペクトがないのでは?』と感じてしまう人もいるようです」と話すシェリー。
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Cartoonがパーソナリティを務めるinterfmで放送中のラジオ番組「sensor」(毎週金曜19:00-21:55放送)。9月8日(金)のテーマは、「ニューヨークのZ世代が日本人にお願いしたいこと」。