1. 2023/09/05(火) 20:42:51
■働くか今、産むか。それが問題
20代のうちは「合わない人となら結婚しないほうがマシ」と高を括ってきたが、30代後半に突入し、子どもを産むことを考えるとそうも言っていられなくなった。
仕事での成功のほかに、妻として母親として女としての人生も麻美さんは手に入れるつもりでいた。
そんな矢先、軽はずみに「今度飲みにいかない?」と既婚者から誘われて、37歳という年齢がいかに危険なお年頃かを知った。ともすれば、不倫の泥沼に陥ってしまう危うさを知ったのだ。
脇目を振らずに結婚に向けて大きく舵を取らなければと実感した麻美さんは、潔く結婚相談所への入会を決断した。
私のもとに訪れた麻美さんは、相談所の説明すら待てない様子で自分の条件を畳み掛けた。
「年齢は自分の歳から考えて上は8歳まで」
「下は3歳まで。あまりに年上の人は論外だが、年下過ぎて話が合わないのも困る」
「職業は小規模であっても会社経営者。やはり仕事の苦労を身をもって知っている人が良い」
「これまで通りの生活を続けるために居住地は1都3県を中心に探したい」
麻美さんはターゲットにあったお相手には片っ端からアプローチしてみたいと主張した。
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37歳「自立した女性」が求めた結婚