1. 2023/08/21(月) 11:58:27
国家公務員で見ると、男性は有業者全体と比べてすべての年齢において大幅に未婚率が低く、35歳時点ですでに20%を割っている。
国家公務員の男性は未婚率も低いが結婚時期も早いようだ。25-29歳の時点での未婚率減少幅がもっとも大きい。男性の平均初婚年齢は31歳であるが、それよりも早い段階で結婚している。
出生動向基本調査によれば、恋愛結婚の場合の「出会ってから結婚するまでの平均交際期間」は約4年である。29歳までに結婚しているということは24歳の頃に出会った相手と結婚していることになる。22歳で大学卒業したとしてその2年後である。実に早い。
反対に、女性の国家公務員は、明らかに男性とは違う推移である。むしろ39歳までほぼ有業者全体の男性と同じ傾向である。40歳を超えての初婚によって、最終的な生涯未婚率は低くなっているものの、39歳までの未婚率は女性の有業者全体と比べても高い。
国家公務員同士の男女だけを比べれば明らかに「女性の国家公務員は結婚しにくい」ことがわかる。
(中略)
婚姻数が激減する中で、年齢や学歴などが同じくらいの者同士の結婚、いわゆる同類婚は減っていない。たとえば国家公務員同士の結婚や、国家公務員と同等レベル以上の年収のある男性との結婚は以前とかわらずあるだろう。
とはいえ、国家公務員の男性が全員国家公務員の女性と結婚するわけではない。年収ベースで考えても、国家公務員と同等レベルの年収の男性の多くは若いうちに売れてしまっている。男性の結婚は年収の高い方からしていくものだからだ。
運よく同類婚の相手と自分の年齢が若いうちに出会っていればよいが、それを逃すと、なまじ自分の基準が高いばかりに、「同類を探しても相手がいない」という状態に陥る。婚活女性界隈で「婚活してもロクな男がいない」というぼやきが出るのはそのためである。
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2020年の国勢調査における生涯未婚率は、男23.8%、女17.8%(不詳補完値計算)であるが、これは当然何の職業かによっても変わってくる。一般的に、公務員は未婚率が低いイメージがあると思うが、実際はどうか?