人気アーティストもブチ切れ…「THE FIRST TAKE」“つまずき”を排除した音楽に感じる違和感

217コメント

更新:2023/08/21(月) 20:30

1. 2023/08/19(土) 12:00:37

人気アーティストもブチ切れ…「THE FIRST TAKE」“つまずき”を排除した音楽に感じる違和感 | 日刊SPA! nikkan-spa.jp

 ネット上では様々な反応が見られました。“みんなわかってて楽しんでるでしょ”とか“そもそも無修正なんて言ってない”と、ピッチ補正ぐらい当たり前ぐらいの感覚で冷めていました。  しかしながら、ヤフーニュースのコメント数が1000件を超え…


筆者には、『THE FIRST TAKE』が醸す緊張感は音楽によるものというよりも、他の物で替えがきく種類のお手軽な刺激なのではないかと感じます。

 そしてアーティスト達がミスを犯さなかったことの証としてピッチ補正が多用されているのだとすれば、それは音楽受容における大きな損失だと言わざるを得ません。なぜなら、世の中にはズレた音程だらけでもカッコいい音楽が山程あるからです。

 たとえば、ピッチ補正のかかったジミ・ヘンドリックスなど誰が聴きたいと思うでしょう? 忌野清志郎の歌はなぜ唯一無二なのでしょう?

 音を機械的かつ数値的に固定することで、不完全さや曖昧さを含んだ全体を聴き取る力を失わせてしまうのですね。これはリスナーを育てるうえでも大変な損失なのだと思います。

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 海外のライブ動画を観ていると、小さなミスを放っておくケースがけっこうあります。たとえば地下鉄の車内で自身最大のヒット曲「Stay」を弾き語りしたリサ・ローブ。ギターのコードを間違えたときにアイコンタクトをした乗客の黒人男性が、“まあ気にすんなよ”といった表情を返す。おおらかなやり取りで「Stay」がさらにいい感じになっていました。

U2のボノとジ・エッジがかつてのアメリカの人気番組『Late Show with David Letterman』に出演した際に急遽アコースティックで披露した「Stuck In A Moment You Can’t Get Out Of」も良かった。最後のサビへ行く手前、一瞬ジ・エッジがコードを弾き損ねる場面はまさにライブならでは。

それでも音楽はなにも傷ついていないのです。むしろ、そのつまずきの中にきらめきがある。

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2. 2023/08/19(土) 12:01:19

>リスナーを育てる(笑)
上から目線だね

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3. 2023/08/19(土) 12:01:21

ふーん

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4. 2023/08/19(土) 12:01:35

ブチ切れ笑

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5. 2023/08/19(土) 12:02:36

こういうのもあっていい、ライブはライブで楽しめばいい、修正に修正を重ねた作品もあっていい、どんなのでも楽しめたらいい

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