1. 2023/06/28(水) 10:03:20
義母の葬儀を経験して改めて解せないと感じたのが、昨夏、筆者の地元である群馬で行った実父の葬儀だ。コロナ禍ということもあり、こちらも親族10人あまりのこじんまりした家族葬になった。
強烈な違和感を覚えたのは、檀家寺への謝礼だ。
檀家寺とのやり取りは葬儀社の担当者に任せていた。すると、通夜の2日前に突然、「お寺さんから、お宅は100万円でお願いしますと言われました」と一方的に告げられた。
通夜と葬儀での読経、30年以上前に亡くなった祖父母に合わせた院号の戒名への謝礼となるが、果たして100万円が適正なのかどうか、素人にはすぐには判断できない。
しかし、葬儀社の担当者からは何ら助言がないばかりか、僧侶に配慮して式当日の寺から斎場への自家用車での送迎や弁当の用意を指示された。
「寺>遺族」という力関係をまざまざと見せつけられたようで、嫌な気持ちになった。
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…義父母には檀家寺がなかったが、すぐに同じ宗派の僧侶を紹介してくれ、心のこもった読経と戒名をいただくことができた。聞けば、宗派を網羅する形で僧侶や神父、牧師などと契約しているのだという。 結果的に、斎場と火葬場の利用料が15万円、僧侶への謝礼が20万円となり、葬儀の費用はトータルでも50万円程度で済んだ。