1. 2023/06/14(水) 22:53:12
──幼少期から、家庭内で日常的にお金や投資の話をされていましたか?
「親が『今、こういう株を持っていて、値がこんなふうに下がってきているのだけれど、このまま続けるべきだと思う? 手放すべきだと思う?』って聞いてくることがありました。両親は子どもたちに結論を出させようとしたのではなく、考えさせる機会を与えてくれていたのだと思います。実際に兄弟で『売るべき!』とか『まだ置いておくほうがいい』とかワイワイと討論していましたしね。
お金の使い方やお小遣いの管理の仕方も直接的にこうしなさいとは言わなかったけれど、コンビニに連れていってくれたときに『一人1個だけなんでも好きなものを買ってあげる』と言われるので、どういうものを買ったらお得かとか、長く楽しめるかなど、一生懸命考えた思い出があります」
──家族で“投資トーク”だなんて、かなりハイソなご家庭でお育ちになったお嬢様なのかな、なんて想像をしています。
「いやいや、それが全然。ものすごく一般的な家庭なのです。小学校時代に周囲の子が『温泉に行ってきた』『今年もハワイ♪』みたいな話をしている中で、あまり旅行に行ったことがなくて、家族で海外旅行は今でも一度も行ったことがない。ですが、週に2回とか3回とかディズニーランドに連れていってもらっていました。後から親に聞いた話なのですが、当時、あまりお金がなくて家族旅行に行けない代わりに子どもたちが大好きだったディズニーランドの年間パスポートを買って、ことあるごとに遊びに行っていたそうです。
現在ほどではないにしても、当時から年間パスポートはいいお値段だったようですが、一年中いつでも行けるし、シーズンごとにイベントも景色も変わるから飽きることもなく遊べるというコスパを考えると買う価値があると考えたのかな、と。そのおかげで、『うちは旅行に行けない』みたいな寂しさを感じたこともありません。むしろ、公園感覚でディズニーランドに行くっていうとても贅沢な時間を過ごさせてもらったことを親に感謝し、“年パス投資”は、学ぶべきことが大きいと感じますね」
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