1. 2023/06/13(火) 17:40:10
心配は事故だ。フリーランスである配達員は、労働法令の対象外。企業に雇用された社員と異なり、労働時間や休憩時間などを管理されず、飲酒検査など日々の健康チェックも受けない。交通安全の法令順守についても自己責任だ。
フードデリバリーを巡っては、各地で自転車の事故が相次いでいた。スピードが出るバイクや車では事故が起きた場合、より被害が深刻になる恐れがある。
同じくフリーランスの配達員らが宅配などに使う事業用軽貨物車の事故も、ネット通販の普及に伴い急増している。死者や重傷者を出した事故はこの6年で倍増しており、国が安全対策の検討に乗り出している。
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コロナ禍で急拡大した、料理を自宅や職場に届ける「フードデリバリー」の配達手段が変わってきている。主流だった自転車からバイクへの乗り換えが進み、昨秋にはマイカーでの配達も解禁。大手「ウーバーイーツ」では「自転車以外」が半数を超えたという。配達員は安全管理を自身で担う「フリーランス」で、専門家は事故防止策の必要性を訴えている。(森安徹)