1. 2023/06/07(水) 12:08:18
被害を訴えたのは、青森市の櫻庭里穂(@shiibasusuzuki)さん。
5月22日、「旦那のお店が詐欺に巻き込まれました。内容は、Googleレビューで低評価1をたくさんつけられ、後でそのレビューを消して欲しかったらお金を払えと要求して来るものです。払わなければ、低評価のままの店にさせられます。小さいお店なので、気に入った方が評価くださってて4.8とかだったのですが、突然海外のアカウントから1時間40件以上のペースで評価1を付けられました。その結果2.6まで下げられました。集客に影響します」とつづり、問題解決のための情報提供を求めた。
グーグルの問い合わせ先を探すも見つからず、攻撃は続いた。口コミの低評価をカムフラージュすることは困難だった。さらに、投稿先を調べたところ「イスラエルからの投稿」と分かった。「海外なので警察に相談もできない」と悩み、SNSを利用してのトラブル公表を決めた。
古藤弁護士は、「本件について、どこかのタイミングで『低評価の口コミを消してほしければ金を払え』というような要求をされていた場合には、『恐喝罪』が成立しえます。ニューヨークタイムズで紹介されている、『低評価を消す条件としてギフトカードを要求する』というのは、まさにこれに当たります」と、話す。
さらに大量の低評価が、組織的に行われていたことを証明できれば、「威力業務妨害罪」や「電子計算機損壊等業務妨害罪」が成立する可能性もあるという。
櫻庭里穂(旧姓/鈴木里穂) on Twitter: "【拡散希望】旦那のお店が詐欺に巻き込まれました内容は、Googleレビューで低評価1をたくさんつけられ、後でそのレビューをして消して欲しかったらお金を払えと要求して来るものです払わなければ、低評価のままの店にさせられます… https://t.co/UZBRrewLy0 https://t.co/NE47bLdch4"
twitter.com
+37
-0
「まさか青森のこんな小さなお店が狙われるとは」。先月、グーグルの口コミに突然、「低評価」を大量につけられ、困惑する居酒屋関係者のツイートが大きな話題となった。グーグルへの通報により、評価は元に戻ったものの、低評価を消す見返りに金銭を要求する悪質な手口が波紋を広げた。ネット上には同様の被害を訴える声がほかにもあり、泣き寝入りする経営者もいる。架空の評価により、恐喝や営業損害を受けた場合、法的手段に訴えることはできないのか。弁護士法人・響の古藤由佳弁護士に聞いた。(以下抜粋)