1. 2023/05/17(水) 11:51:55
男児は高熱が下がった後も、痰が出るなど喉の症状はしばらく続いた。家族が感染したこともあり、学校は長めに休んだ。登校を再開したのは発症のおよそ2週間後。ただ、すぐに支障が出たという。ランドセルを置いて手を洗うといった、毎日のルーティーンがうまくこなせない。
「前にできていたことができなくて、忘れ物が多くて困った」
頭痛も頻発した。同じ事を何度も母親に話してしまう。時間をかけて苦労して完成させた割り算の宿題を「やっていないんだった」と再び探すこともあった。
母親は当初、新学期でペースを崩しているだけだと思っていた。しかし、「これはちょっと様子がおかしい」と疑うようになった。大人の後遺症として話題になっていた、記憶力や集中力が低下する「ブレインフォグ」かもしれない。5月中旬にかかりつけ医に相談。地域で一番大きい子どもの専門病院で検査することになった。
MRI検査では問題は見つからなかった。それでも医師からは「コロナに感染した影響ではないか」と指摘された。
薬を飲むなどの治療は行わなかったが、その後、日がたつにつれて症状は改善していった。約1年が経過した現在は、「たまに忘れ物をすることはある」が、症状はほとんど気にならなくなったという。記憶があいまいだった時期に苦労した点は、いろいろ忘れてしまうのに、学校などで周囲の理解がなかなか得られなかったこと。「長い時間に感じた。もうコロナにかかるのは怖い」
+63
-14
関東に住む小学4年の男児(9)は2022年4月、発熱や喉の痛み、咳といった症状を訴えた。親が自宅に常備していた抗原検査キットを使ったところ「陽性」に。すぐにかかりつけの小児科医に連絡、新型コロナウイルス感染症と診断された。2、3日は39度の高熱が出たものの、軽症で済んだ。