1. 2023/05/01(月) 22:53:32
「人工肛門ライフ」を漫画で描く31歳彼女の人生 | 働き盛りでがんになった人たちの行動 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
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人工肛門(ストーマ)袋にかわいいカバーをかぶせてみせる、卵巣がん経験者のふじあこさん(写真右奥。左端は子宮体がん経験者のヒダノマナミさん。ヒダノさんのYouTube動画にゲスト出演時の静止画。
人工肛門(ストーマ)とは、腸の一部を切り、皮膚に穴を空けて体外に出し、プラスチック製のストーマ袋とつなげて排便する仕組み。腸の途中で排便するので肛門は使わなくなる。ふじあこさんは当時を回想する。
「『自分の意思で排便できないなんて絶対に嫌だ』と思いました。一方で、手術前は腹水が約1リットル以上もたまり、病院食をとるのもつらかったんです。その苦しみから解放されたいという思いが、人工肛門の不安よりも切実でした」
■悲観的だからこそ積極的になれたこと
術後の彼女はさんざん泣き暮らしてから、ある日ふと「このままじゃ、何も変わらない」と悟ったときに、かつての経験が生かせた。
「いい意味でも悪い意味でも、『もう、どうでもいいや』って思ったんです。気持ちが吹っ切れると、同じ病気の人や、人工肛門になるかもしれないと怖がっている人たちに、私の経験を伝えることで何か役に立てるんじゃないかって」
出典:tk.ismcdn.jp
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「以前は便秘がちで、トイレで10分間も力んだりしていましたが、今は気づいたら排便は終わっています。便秘とはサヨナラして、もう力むこともないから痔の心配もない。むしろ通勤中でも、テレビを観ながらでも、このインタビュー中でも誰にも気づかれずにできます。だから、すっごく時短になるんですよ」
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「同年4月に職場復帰したときも同僚から喜んで迎えてもらい、周りから意外と大切にされている自分に気づけました」と今回話してくれた。
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