1. 2023/02/13(月) 00:21:53
「2022年の1学期、現状を把握するために地区委員さんにアンケートを行ったり意見交換会を開催したりしたところ、『家庭数が多く、保護者の希望を考慮しながら担当日を振り分けることが困難。現段階では機械的に振り分けるしか方法がない』『振り分け作業に多大な労力がかかる』などの声が。また、旗振り当番の頻度が地区により異なることもわかり、課題が見えてきました」と、峰松さん。
そこで、校区内で旗振り当番のシフトの作り方を統一して、「両親ともにフルタイムで働いている」「下に乳幼児がいる」「介護中、もしくは家族が病気で療養中」など、保護者のさまざまな家庭環境を考慮し、各家庭ができるときに担当してもらえるような旗振り当番のシフトを組めるようにすること。また、今後恒久的に地区委員さんの負担軽減ができるよう、オンラインによる「旗振り当番シフト作成ツール」を外部に委託して開発することを思い立ったそうです。
「『旗振り当番シフト作成ツール』導入により、保護者の希望に応じて、旗振りポイント・曜日・頻度等を選択できるようになり“やらされ感”が軽減。さらに地区委員自体を廃止にしたため、地区委員選出に関する苦情や、シフトを機械的に割り振られることに対する苦情の声がなくなっただけでなく、各地区から『旗振りポイントを新設したい』など、当事者視点からの意見も出るようになりました」と、峰松さん。
出典:newsatcl-pctr.c.yimg.jp
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登校時の見守り活動を担う「地区委員」のなり手がおらず、くじ引きによる委員選出が続く状況を改善するため「旗振り当番シフト作成ツール」の制作を外注した、千葉県流山市立小山小学校のPTA会長・峰松拓毅さんに、その経緯と成果について話を聞きました。