1. 2022/12/23(金) 15:28:04
「最近のコンプライアンス的に、ハゲと言うとちょっと強い言葉になってしまい、髪の毛が薄い人が不快な思いをすることもあるので、そこは『薄毛』でお願いします」
ハゲはダメなのに薄毛がオッケーな基準もよくわからないのだが……。でも、今はそういう時代なんだ……。
いじってはダメな人の代表は、植毛をして必死に隠そうとしている人やカツラを被っている人だ。
薄毛の人の中で一番繊細なタイプだろう。一般人であろうが芸能人であろうが、このタイプの人はいじってはいけない。
出典:www.bookbang.jp
「誰に何を言われてもいい人」
「身近にいる人には薄毛いじりをされてもいいけれど、あんまり関係性がない人に薄毛をいじられると嫌な人」
「前はいじられても良かったけれど、最近はダメな人」
「ハゲの人に言われるならいいけれど、フサフサの人に言われるのはダメな人」
「ハゲいじりがウケていればいいけれど、滑ったらダメな人」
色んな人に出会ってきた。
かなり多くのタイプがあるので、迂闊に薄毛いじりをするのは、やはり気をつけなければいけない。ラインを確実に見極めながら薄毛を笑いに変えるのが僕の仕事だ。
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お笑い芸人・アンガールズの田中卓志による、ちょっと哀しいのにクスリと笑える日常とは? 文芸誌「小説新潮」の連載で明かされた可笑しみと悲哀がにじむエピソードを公開します。最終回のテーマは「デリケートな問題」です。