1. 2022/12/01(木) 14:28:37
以下抜粋・・・
【第1段階】健康であってほしい
子どもが生まれ、「生まれてくれてありがとう」と感謝の気持ちが湧き出て、これからも健康で育ってほしいという願いを持ちます。
【第2段階】他と同じ行動をとってほしい
同年齢の子と同じ行動をとることを望み、目立つことを避けるようになります。そのため、子どもに規制をかけたり、叱る・怒るの頻度が増えていくことがあります。
【第3段階】生活習慣を整えたい
生活習慣は大切ですが、ただ、そのアプローチが子どもの特徴に合わせたものでなく、ただ親の生活パターンに合わせてほしいといったものだと、子どもは反発していきます。
【第4段階】親が不安にならない成績を取ってほしい
成績が悪かったとして、子ども自身が悩むのはわかりますが、親は自分のことではないわけですから、悩んでしまうというのは自分と子どもを一体のように考えてしまっているのかもしれません。
【第5段階】親の期待する人生の方向に進んでもらいたい
多くの親は、このような言葉を直接口にはしません。表向きは「子どものやりたいことを自分で見つけ、それに邁進してほしい」と言います。しかし、親が子どもの進路にアドバイスをするのではなく、誘導したり、ひどい場合には親が進路を一方的に決めてしまうこともあります。
このような5つの段階を経ていく途中で、通常、子どもは反発、反抗という形を取り、親の方向が違うことを暗に示しますが、それに気づかず進めていくと、親子の信頼関係が崩れるだけでなく、憎悪の念すら出る場合があります。実際、筆者の下にはこうした5段階で育てられ、親を恨んでいるという相談もたびたび来ます。
+23
-10
「子育ては、絶対的な正解があるものではありません。それぞれの子に合ったアプローチが存在するだけです」ということを様々な場面でお伝えしています。実際、その子にとって有効な内容は、子どもの特徴や親の特徴、家庭環境など複数の変数が絡み合って見いだされます。