1. 2022/11/30(水) 00:12:50
たとえば今年4月、都内の制服販売会社がメーカーからの納品遅れやコロナ禍での物流の乱れなどで、数十名の新入生に入学式までに制服を届けることができなかったことが大きなニュースになった。会社側が記者会見して謝罪する事態にまで発展した。
「昔と比べて学校説明会や合格発表が遅くなり、時代の流れとともに進学先選びの考え方も変わってきた。1校だけに絞らず、いろいろな学校を進学先として考える生徒が増え、以前に比べ、先々の受注状況が年々読みにくくなっている」
出典:www.j-cast.com
田中社長は、「予測が外れるということは、店に制服の在庫がないということ。お客様への納品スケジュールは、さらにタイトになってしまう」と厳しい現状を訴えていた。
だから、夫婦だけで経営しているような零細規模の「制服屋さん」では、期日までの納品が困難なために、新入生からの受注をストップする業者もあるほどだ。さらに、硬直化した業界構造に先行きを見出せず、事業継続を断念する「制服屋さん」も少なくないという。
+3
-22
進学先が決まったある日。商店街の表通りにある「制服屋さん」に入り、採寸して学生服を仕立ててもらった経験のある人は多いだろう。