1. 2022/11/29(火) 13:23:51
ポケットの中のスマホがブルブルと振動し、メリッサ・イングルさん(48歳、サンフランシスコ在住)は通知に気づいた。11月12日、11歳の娘と近所の商業施設に買い物に来た時のことだ。スマホを確認した瞬間、メリッサさんは悟った。ツイッター社を解雇されたのだ―。
私は契約社員として週40~60時間ほど働き、少ない月でも約1万8000ドル(約250万円。1ドル=140円で計算、以下同)をもらっていました。
しかし物価が高いサンフランシスコでは裕福とはいえません。家賃だけで1万ドル(約140万円)かかりますから。今年は家族や親戚にクリスマスプレゼントを買ってあげられるのか、それ以前に子どもを養っていけるのか……」
出典:media.nbcbayarea.com
「経営の足を引っ張っていたのは、肥大化した福利厚生費や人件費でした。そこでマスク氏は、好待遇に群がるばかりで利益を出さない『コバンザメ』のような従業員をクビにしたのです」(国際投資アナリスト・大原浩氏)
<略>
マスク氏の粛清は、ツイッター日本法人にも及んだ。日本法人のオフィスは東京・京橋にあり、ゲーム機が置かれた部屋やヨガができるスペースも設けられている。壁には社員のスナップ写真が貼られ、社内にプリクラの機械まである「遊園地のような職場」だった。
ここで働いていた約270人の社員のうち、約200人が退職勧奨を受けたとみられる。日本では解雇規制があるので「即クビ」にはならないが、合意退職に向けた話し合いが続けられている。
出典:japan.cnet.com
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パソコンとスマホは世界を一変させ、それらを支配するメタ、アマゾン、ツイッターなどの巨大IT企業は「最強の存在」だと考えられていた。だが、潮目は変わった。巨大IT企業の安泰がいま、揺らぎ始めている―。