1. 2022/11/23(水) 23:55:46
国内では平成15年度の冬シーズンに79年ぶりとなる高病原性鳥インフルエンザが発生、この年は約27万羽が殺処分された。その後は数年に1度のペースで起こっていたが、令和2年度には過去最大の約987万羽、翌年度は約189万羽を殺処分するなど、近年は発生周期が短くなり、感染規模も拡大の一途をたどっている。
一方、感染の急拡大は、消費者にも影響を与える。ウイルスは熱や酸に弱く、鳥からヒトには感染しにくい。国の食品安全委員会も「鶏肉や卵は食べても安全」としているが、仮に茨城や宮崎、鹿児島県など国内有数の産地でさらに感染が長引けば、鶏肉や鶏卵の需給にも影響が避けられない。ただ、これまでの殺処分数は、国内で飼育する採卵鶏とブロイラーの総数の1%未満にとどまり、農林水産省は「現時点では需給への影響は考えにくい」としている。
(一部抜粋)
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強い毒性を持つ高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るっている。22日現在、1道9県の養鶏場で14例が確認され、ニワトリの殺処分数は275万羽を超えた。過去最多だった2シーズン前を上回るペースで感染が広がり、国内では初めて3季連続の感染が確認された。欧州で過去最大の発生が続くなど世界的流行に起因するとみられるが、日本でも今後毎シーズン発生する懸念が高まる。