1. 2015/07/29(水) 15:53:10
■足引きずり、腕はだらり
「すみません。身体障害者用のトイレの場所、知っていますか」
6月13日午前、大阪府大阪狭山市のレンタルビデオ店の出入口。入店しようとした10代女性に、1人の男が声をかけてきた。
左腕をだらりと下げ、右足を引きずっている。男は続いてこう言った。
「自分1人ではトイレできない。手伝ってほしい」
男の様子から身体障害者だと思い、手助けをしようという気持ちになったのだろう。女性は男とともに、店から約150メートル離れた家電量販店の多目的トイレに歩いて向かった。
女性と一緒に個室に入った男は、おもむろに鍵を掛けた。トイレだから施錠するのは不自然なことではなく、この時点で女性も「監禁」されたとは感じなかったかもしれないが、事件はそこで起こった。
府警が防犯カメラの映像を分析したところ、女性が解放されたのはトイレに入ってから約15分後。間もなく、男もトイレから姿を現した。男はそのままレンタルビデオ店に歩いて戻り、止めていたミニバイクにまたがった。
映像の男は足を引きずるでもなく、腕がだらりと垂れ下がっているわけでもなかった。
出典:www.sankei.com
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