1. 2022/11/08(火) 09:09:41
念願の出所を果たし、最初に口にしたのは豆腐だという。
「韓国映画によく出てくるんだけど、向こうでは縁起物として豆腐の角を食べるんだって。黒い自分を豆腐のように白くする。豆腐が大豆に戻らないように、自分もここに“戻らない”という意味があるんだってさ。これをやってみたくて、妻に用意してもらい、出所後に刑務所の前ですぐに食べた。でも美味しかったのは、帰宅して食べた妻の手料理。心に沁みたなあ」
出典:data.smart-flash.jp
「今の妻とは、2011年に府中刑務所に収容される直前に籍を入れました。『差し入れも面会も、身内だと便利だから』ってね。デビュー当時から俺のファンで、世界中探してもこれほど俺のことをわかってくれるのは、こいつだけですよ。今回はコロナ禍のせいで、雪の中わざわざ面会に来たのに追い返されたり、かわいそうな目にも遭わせた。息子はいろいろと理解があるんだけど、娘との関係が難しくて。嫌われたくないから、これまで再婚したことを自分の口からは話せなかったんだよね」
今後は、妻の助けを得ながら、薬物との闘いを続けることになる。
「保護観察官にも言われたんだ。『奥さんが監視役ですからね』って。たとえば取材を受けたり、会食に参加する際に、売人が紛れ込んでいないか気をつけてくれるし、なるべく一緒に行動することで、薬物に出会うきっかけが生まれなくなる。すごく助かるよ」
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薬物で逮捕されること5回。人生で3回めの服役を終えたのは、田代まさし(66)だ。2020年7月に、懲役2年6カ月(うち6カ月は保護観察付き執行猶予2年)の判決が確定し、10月27日、福島刑務所から満期出所を果たしたのだ。娑婆に出てからわずか1週間。本誌はいまだ“ムショぼけ”が続くという田代に取材をおこなった。