1. 2022/09/02(金) 11:24:06
年齢にかかわらず共通していえるのは、子供が抱えるストレスの半分は、実は親のストレスが原因になっているということです。親がストレスを抱えて余裕がなくなってくると、そのこと自体が子供にとっても大きなストレスになるのです。
今は少しずつ慣れてきたとはいえ、コロナ禍では親自身がさまざまなストレスを感じていました。新型コロナウイルス感染症という未知のウイルスそのものはもちろん、慣れない在宅勤務や、新たな生活様式など、その原因はさまざま。そして、たとえ子供に対する言動には表れていなくても、親のストレスは知らず知らずのうちに子供に伝染します。親がピリピリしているだけで、子供にも伝わってしまうことを忘れてはいけません。
子供のストレスケアで忘れてはいけないのは、親自身が自分のストレスケアをしっかりすることです。これは、コロナ禍に限ったことではありません。親自身のストレスケアは、そのまま子供のストレスケアにつながるからです。
子供を保育園や学童に預けて働く親は、毎日がとても忙しいと思います。急いで仕事から帰ってお迎えに行って、帰ったらすぐに夕飯の支度やお風呂、宿題の面倒など、分刻みでやるべきことが待っています。しかし、家事や育児に追われて、いつの間にか自分を追い詰めてしまっている人がいます。自分に余裕がないと、そんなつもりはないのに、必要以上に子供を叱ってしまうという方も少なくないでしょう。真面目で家族愛に溢れる人ほどそうなってしまいますので、どうぞご注意ください。
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夏休み明けに子供が「学校に行きたくない」と言い出した時、親にできることはあるのだろうか。外資系企業で産業医を務める武神健之さんは「夏休み明けの学校はストレスを感じやすい。ストレスや疲れを感じたなら、まずは休ませることが基本だ」という――。