海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点

61コメント

更新:2022/08/11(木) 02:18

1. 2022/08/10(水) 19:03:18

出典:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp

出典:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp

海に沈みゆく巨大都市ジャカルタ、首都移転で人々はどうなる? 写真10点 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト natgeo.nikkeibp.co.jp

海面上昇と地盤沈下によって洪水が相次ぐインドネシアの首都ジャカルタ。政府はボルネオ島への首都移転計画を進めている。今も暮らす1000万人の人々はどうなるのか。


大量の地下水のくみ上げは、ジャカルタの地盤沈下の主な要因の一つとなっている。ジャカルタの水道は400万世帯足らずにしか行き渡っておらず、これは街全体の4分の1強に過ぎない。残りの世帯は、基本的に地下水のくみ上げに頼っている。

北ジャカルタのような海岸地帯には現在、水道水の供給がないため、住民たちは150メートルもの深さの井戸を掘っている。「50メートル以下では塩水しか出ません」と語るのは、ムアラアンケ地域のリーダーで、貝の養殖で生計を立てているアルティ・アスタティさんだ。深井戸がひとつあれば、50世帯をまかなうことができる。

2014年からは、国と州が連携して、ジャカルタの海岸を海の浸食から守る計画が進められてきた。現在、このメガプロジェクトは2つの段階から構成されている。

第一段階は、全長47キロにおよぶ海岸沿いの壁の建設だ。すでに約13キロ分が作られており、本格的な建設は2023年から開始されることになっている。スヘミさんの家の外にある壁も同プロジェクトの初期に作られたものだが、彼女の経験から明らかなように、海岸沿いの壁はせいぜい一時的な解決策にしかならない。

出典:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp

同プロジェクトの第二段階は、ジャカルタ湾沖に建設される「巨大防潮堤」だ。この防潮堤には、インドネシアを象徴する神話の鳥ガルーダの形をした、全長約32キロの人工島が含まれている。広さ約4000平方メートルのこの島は高潮を防ぐ役割を持ち、またここにはオフィスやアパート、貯水池、高速道路、線路、娯楽施設も建設される予定になっている。

出典:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp

一方で、巨大防潮堤は13本の川の流れを妨げ、ジャカルタ湾を巨大な汚水のプールに変えると批判する人もいる。また、このメガプロジェクトは地盤沈下の原因には対処していないため、いずれジャカルタは沈んでしまうだろうと、インドネシア環境フォーラム(WALHI)のパリド・リドワヌディン氏は言う。政府は海岸地域の環境再生に力を注ぐべきだと、リドワヌディン氏は考えている。マングローブを植え直したり、家屋が立ち並ぶ川岸をより自然な状態に戻したりといった対策だ。

ボルネオ島の新首都建設の方は、今年着工し、2045年に完成することになっている。インドネシア政府はここを、産業、ビジネス、教育の拠点となる「万人のためのグローバルシティ」にしたいと考えている。

出典:cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp

リドワヌディン氏はしかし、首都移転計画は単に「生態系の危機を別の場所に移すだけ」にしかならないと見ている。「ジャカルタは再生のための明確な計画もないまま放置され、溺れるに任されているのです」

+28

-3

2. 2022/08/10(水) 19:04:16

日本も他人事じゃなくなるの?

+169

-4

3. 2022/08/10(水) 19:04:17

神秘的

+0

-17

4. 2022/08/10(水) 19:04:47

>>1
文章が長すぎるんじゃ

+181

-23

5. 2022/08/10(水) 19:04:53

ドラマ・日本沈没みたい

+9

-12

もっと見る(全61コメント)