1. 2022/08/01(月) 09:22:17
母親が入信したのは、女性の兄が交通事故で亡くなったのがきっかけだった。女性は20歳代の頃、それに気づいた。
その後、女性は結婚して実家を出たが、母親が統一教会に献金するために親戚から200万円を借りたまま返済しなかったり、別の親戚の遺産約2000万円を無断で献金したりと、相次いで金銭トラブルになった。
(中略)
女性は「山上容疑者の行為は決して許されないが、家族を奪われた悔しさ、どうあがいても教会に太刀打ちできない無力感は私も同じだ」と語った。
全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、脱会が難しいのは、信者が恐怖で縛り付けられているからだという。教会側から、霊界で苦しんでいる親や子らを救うために「あなたが頑張らないといけない」と献金を求められ、「脱会すれば、あなただけではなく、一族も地獄に落ちる」と信じ込まされる特徴がある。
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安倍晋三・元首相が銃撃されて死亡した事件で、山上徹也容疑者(41)は奈良県警の調べに対し、母親が入信した宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」への強い恨みを繰り返し口にしている。家族が入信したことで経験する苦悩とはどのようなものか。「私も家族を壊された」という当事者が語った。