1. 2022/07/27(水) 23:15:53
うつ病やうつ症状、ネットいじめなど、コロナ禍でのさまざまなストレスが引き起こすメンタルのトラブル、寝込むほどではないけれど、これまでとはちょっと違う体の不調や痛みなども増えていますが、これらもまた、自律神経の乱れが引き起こしている現象です。長引くコロナ禍のために、私たちの自律神経はすっかり乱されてしまいました。
これまで私は、長年にわたって「自律神経を乱さないことが大切」とお伝えしてきたのですが、いまや、自律神経を乱さないようにするどころか、自律神経が乱れていることを前提に、そこからどう立て直すかを考えなければならなくなってしまったのです。
コロナ禍とは、見方によっては、本来2つの神経のバランスを一生懸命にとっている副交感神経の働きを優に超えてしまう最大級レベルのアクシデントであり、ストレス状況だったともいえるのです。
ですから、「今の私たちの自律神経は、すでに大きくバランスを失い、乱れてしまっている」と明確に意識することが大切です。ここからすべてを始めなければなりません。
コロナ禍以降で原因不明の不調って増えたと感じますか?
最近は天気も極端だったりして、体調を安定させるのが年々難しくなってるように思います…
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コロナ禍は、新型コロナウイルス感染症の感染リスクのみならず、日本人の健康に多大な影響を与えていると指摘するのは、自律神経研究の第一人者である小林弘幸・順天堂大学医学部教授だ。小林さんは「これまで私は自律神経を乱さないための提案をしてきましたが、日本人の多くがすっかり“自律神経が乱れた状態”になってしまいました。これから必要なのは、自律神経を取り戻す“失地回復戦”です」と語る──。