1. 2022/07/20(水) 12:58:21
風俗の仕事をしていたあけみさん。
妊娠が分かったとき、手持ちのお金も住む家もなく、ネットカフェを転々とする毎日。相談できる家族や友人はいなかった。
あけみさん:
そんなわけないのに、目をそらし続けてたら「なかったことになるんじゃないか」みたいな。すごい不思議な思考に、あの時はなって。「ほっといたらどうにかなればいいのにな」って考えがすごくあったんですけど、そんなことになるわけがないので…このままじゃまずいなって感じで、いろいろホームページとかで(調べた)
12月に夏服を着たまま、一人で「小さないのちのドア」をたたいた。
スタッフに付き添われて病院を初めて受診し、間もなく、元気な男の子を出産した。
ただ、自分では育てられないと考えていたあけみさんは、子供の将来を考えて「特別養子縁組」を決断。
永原さんたちのサポートを受けて、男の子は退院してすぐ、別の夫婦のもとへ引き取られた。
あけみさん:
病院でその子と別れて、ここで療養させてもらってる間、最初の3週間くらいかな…なんか訳も分からず涙が出てきて。自分でもびっくりするくらい、急に大粒の涙がこぼれたりとか。
最初はもう感情ぐちゃぐちゃになってたので、それこそ夜にウッてきた時に、ここのスタッフさんにお話聞いていただいたりとか。要所要所でケアしてくださっていたので、ちょっとずつ気持ちが、落ち着いて整理できてきたのかな
(中略)
妊娠中から支援が必要とされる「特定妊婦」の数は、年々増加している。
2019年時点で8000件を超える登録があったが、表に出ているのは氷山の一角と言われており、乳児遺棄といった痛ましい事件も起きている。
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頼れる人が周りにおらず、一人悩む妊婦を受け入れる「マタニティホーム」。ここで、人生を救われたと話す女性がいる。孤立する妊婦を救う、ある支援の形を取材した。