1. 2022/06/28(火) 16:35:25
昨年度、市場に供給された鯨肉の卸売価格の合計は28億円だが、水産庁が捕鯨業界に支出した補助金は51億円に上る。共同船舶の鯨肉1キロあたりの平均卸値は1100円台で、補助金がなくても採算がとれる1200円には届いていない。
(中略)
一方で、鯨肉の消費拡大を目指す動きも広がる。埼玉県久喜市の鯨肉加工販売業「北葛くじら食房」を経営する芹田竜介さん(58)は、鯨料理を提供する飲食店と「鯨食向上委員会」を結成。今月19日、都内の交流施設で鯨肉を使ったにぎりずしやラーメンなど、従来の竜田揚げやベーコンとは違う新しい食べ方を提案した。
芹田さんは「商業捕鯨再開から3年を迎えるが、鯨肉はまだ一般的な食材として認識されていない。食べたことのない人にもおいしい鯨肉の食べ方を広めていきたい」と語る。
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日本が「国際捕鯨委員会(IWC)」を脱退し、商業捕鯨を再開してから7月1日で3年となる。