1. 2022/05/13(金) 19:22:33
さらに結婚は、将来起こり得るリスクを分散することにもつながる。
「結婚していれば、夫婦のどちらかが病気になったり職を失ったりしても、もう片方がフォローできます。2人同時にダメになる確率は低く、独身より生活上のリスクを分散できます」(坂口さん)
「若い人ならまだしも、熟年離婚の場合はなかなか厳しい。想定よりも財産分与が少なくて生活に困ったり、世間や友人関係の白い目に晒されてストレスが増すケースもあります。『子供たちに面倒をみてもらえばいい』と軽く考えていたけれど、実際に離婚してみたら子供も自分の生活に手いっぱいで母親のフォローができないこともある。
また女性は男性と暮らしていると経済面だけでなく、防犯面でも安全性が増して孤独感も軽減されます。離婚して結婚のメリットが見えるようになったという女性は多いのです」(岡野さん)
出典:www.news-postseven.com
坂口さんもひとりで暮らすメリットをこう説明する。
「生活コスト逓減の法則はあくまでも同じ金額の使い方をしたときに大人数の世帯が有利になるだけであり、ひとり暮らしには自由に支出先を決められる喜びがあります。結婚で得られるコスパやリスク分散を犠牲にしても、それを凌駕するメリットや幸福度があれば、独身の選択は決して悪いものではありません」
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経営コンサルタントの坂口孝則さんは、コストパフォーマンスを考えると結婚した方が“お得”だと話す。 「日本ではよく『結婚すると独身時代よりお金がかかる』といわれますが、実態は逆です。『生活コスト逓減の法則』といわれるものがあり、家族が多くなるほど1人当たりの生活費がぐんと下がります。つまり、結婚はコスパのいいものであり、アメリカでは、生活コストを下げるために結婚を選ぶケースがあるほどです」