1. 2021/12/12(日) 11:32:19
映画・ドラマ制作者3人に聞いた「うまい演技とは何か」「うまい俳優の実名」 | デイリー新潮
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「うまい俳優はこの人」。そんな記事は昔からあるが、不思議と選者はドラマや映画のウォッチャーをはじめとする制作とは無縁の人が中心。映画、ドラマのプロが選んだら、どんな結果になるのか？ 3人の識者に「うまい演技とは何か」と「うまい俳優・女優は誰か」を聞いた。
「（今年3月に亡くなった）田中邦衛さんはうまかった。邦さんのことを『うまいのか下手なのか分からない』などと言う人がいますが、間違いなくうまかった」（中島監督）
「まず演技を自然に見せられた。よく『演技が自然』と表現する人がいますが、それは正しくない。演技は自然なものではないのですから。『自然に見せられる人』がうまいんです」（同）
■うまい俳優とは
「まず、うまい俳優は2通りあります。『特定の役をやらせると天下一品の人』と『どんな役でも出来てしまう人』です」（同）
■下手な俳優を鍛えても…
「私は1970年代半ばからテレビマンとして多くの名優たちを見て来ました。監督や演出家は俳優から最高の演技を引き出そうとする存在であるのですが、下手な俳優をどう鍛えても演技力などというものは、せいぜい1、2割程度しかアップしません。その意味では、キャスティングの段階で演出などというものは8割方決まってしまいます」（市川哲夫氏）
■女優と作品
阿部教授は女優を評価するにあたっては本来、作品ごとに行うべきだと考えている。
「作品条件に溶け込んでいるかどうかが問われますから。だから『作品〇〇での女優〇〇がうまい』という限定的な言い方のほうが正しい。むろん中にはどの作品でも常にうまい女優もいますけれども」（阿部嘉昭氏）
…今も第一線にいる女優では最初に松たか子（44）の名前を挙げた。
次に宮沢りえ（48）、小松菜奈（25）、清原果耶（19）、安藤サクラ（35）、杉咲花（24）らの名前を挙げた。
出典：www.dailyshincho.com
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