1. 2021/10/18(月) 11:27:31
業者側が防災工事を始めたことを理由に見送られたが、工事中断後も約10年間にわたって命令は出されないままだった。命令の対象となる業者への連絡が困難となっていたという。
静岡県と熱海市の主な対応(行政の内部文書などによる)
【2007~10年】
造成業者が計画以上の盛り土造成
土砂搬入中止などの行政指導
【11年】
2月 改善ないまま業者が土地を譲渡
3月 措置命令などの方針協議
5月 業者側と協議。防災工事は実施されず
6月 措置命令を決め、市長が決裁
7月 業者側が工事開始
11月 措置命令見送りに。その後工事が中断
【12年以降】
定期的に盛り土を見回り
【21年】
7月 盛り土崩壊。土石流が発生
+2
-35
静岡県熱海市で7月に起きた土石流被害につながった盛り土について、県と市が2011年、安全対策を講じるよう命じる「措置命令」を出すと決めた後に見送っていたことが朝日新聞が入手した内部文書などでわかった。