1. 2021/09/18(土) 09:35:25
「菊池桃子さんに関しては、日本と海外における人気曲の違いが顕著にあります。『卒業-GRADUATION-』のデータを見るとほとんどが日本のリスナーによって聴かれているんですが、一方、『Mystical Composer』はアメリカのリスナーが1位。アメリカのリスナーだけで約4割を占めていて、日本の3倍ほどですね。アルバム『ADVENTURE』の収録曲全般にこういう傾向が見られます。菊池桃子さんのリスナー全体はリアルタイムに聴いてきた日本のファンがボリュームゾーンではあるんですが、竹内まりやさんの『Plastic Love』と同じように海外の若い世代のシティポップのファンが特定の曲を中心に聴いていることの反映だと解釈しています」
出典:i.ytimg.com
…「僕はもともとラ・ムーを先に知って、そこから菊池桃子さんのことを掘り進めていったんです。ラ・ムーの『Thanks Giving』というアルバムは自分的には完璧なアルバムだと思っていて、昔からいろんな人にもオススメしてきました。音楽だけじゃなく、アルバムのジャケットとかビジュアル面もめちゃめちゃ格好いい。ライブ映像を観ても、黒人女性の横で菊池桃子さんがディスコダンスを踊りながら『愛は心の仕事です』を歌っていたり、本当にすごいんです。でも、僕がそういうことを言うと、当時のリアルタイムを知っていた方はよく“黒歴史”だと言う。それは僕にとって残念なことで。もちろん見ている目線が違うからだと思うんですけれど、僕から見たらラ・ムーは全然“黒歴史”じゃない。むしろ総合エンターテイメントとして格好いいものだと言いたいです。音楽だけでなく、デザインやビジュアルも含めた“総合エンターテイメントとしての菊池桃子”というブランディングをみんなが楽しむようになってほしいと思っています」
出典:news.biglobe.ne.jp
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1984年に「青春のいじわる」でデビュー、80年代を代表するアイドルの一人として、今も根強いファンの多い菊池桃子。その楽曲に新たな角度からスポットライトが当たりつつある。40代より上の世代にとっては当時のアイドル歌謡のイメージが強い人が多いと思うが、海外の若い音楽ファンにとってはそうではない。竹内まりやの「Plastic Love」、松原みきの「真夜中のドア~stay with me」など、シティポップの名曲の世界的な再評価が進む中で、菊池桃子もその一翼を担う存在として注目を集めているのだ。