1. 2021/09/12(日) 16:16:28
こういった一般的な感染症が流行らないことは、なにか問題でしょうか? 子どもは軽い感染症を繰り返して大きくなるため、「このまま風邪を引かずに大きくなっても大丈夫なの?」と心配する人がいます。しかし、百日咳やRSウイルス、インフルエンザなど、通常、感染症は年齢や月齢が小さいうちにかかる方が重症化のリスクが高いのです。RSウイルスは、初感染がひどくなることが有名です。RSウイルスには3歳になるまでに、通常1回はかかります。その1回目が、1歳未満で特に生後まもなくだと入院することがあったり長引いたりするのです。2歳以降の初感染だと比較的重症ではありません。
定期接種のワクチンは、生まれてまもなくから始まりますね。小さいほどかかったら大変なので、ワクチンで早く免疫をつけてあげるためです(中にはB型肝炎ワクチンのように、重症化を防ぐというよりは小さいうちに受けた方が免疫が付きやすいからという理由のものもあります)。
そう考えると、あまり風邪を引かずに育ち、大きくなってから初めて風邪を引いたとしても、別段困ったことはないでしょう。入院をするような重症化は、かえって少ないはずです。だいたいの感染症は、5歳未満でかかることが重症化のリスクになります。
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AskDoctorsでは、子どもの病気やケアで親が悩みがちなポイントについて、小児科医の森戸やすみ先生に解説いただいています。連載第2回のテーマは「子どもの風邪が激減、その影響は?」。新型コロナウイルス感染症の対策で、マスク、手洗い、消毒が生活の一部となった方も多いことでしょう。そのため、普通の風邪は大幅に減っているそうですが、「このままでは、免疫力が育たないのでは?」と気になる親御さんもいるようです。子どもが風邪をひいても、ひかなくても心配になるのが親心。どう判断したらいいか、医学的に教えていただきました。