1. 2021/08/12(木) 09:50:36
Q.電話恐怖症を発症しやすい人の特徴はありますか。田中さん「コミュニケーションがもともと苦手な若年者に多いと思います。男女差はないでしょう。ただ、電話での対人トラブルが原因となって電話恐怖症を発症するケースは、若年者から高齢者まで幅広い年齢層の人にみられると思います」
Q.「自分は電話恐怖症かも」と判断するためのポイントはありますか。
田中さん「電話恐怖症をセルフチェックする、広く知られているツールはありません。そのためひとまず、『電話がとても苦手である場合』と『電話の音が鳴ると動悸や震え、不安感など心身の症状が出現する場合』を区別し、後者であれば、電話恐怖症である可能性が高いと考えてよいと思います。
Q.電話恐怖症は治すことができますか。
田中さん「状態・病態によって対応・治療は異なると考えられます。もともとコミュニケーションが苦手で、たまたま電話越しでのコミュニケーションの困難さが発覚した場合、しかも、今後も電話を使用する頻度が高い場合は、社交不安障害に準じた治療が行われます。薬物療法を行う場合もありますが、まずは認知行動療法、行動療法によって、電話でのコミュニケーション場面に慣れてもらうようにしていきます。
電話での対人トラブルが原因で発症した場合は、しばらく、電話の使用を中止しながら、PTSDに準じた治療が行われる可能性があります。心身の症状が頻繁に、かつ強く出現する場合には、一時的に薬物療法を併用することがあるかもしれません。聴覚過敏がひどくて電話恐怖症を発症した場合は、『電話にカバーをかけるなどして音量を小さくする』『着信音を変更する』『家には電話を置かないようにする』などの対策が考えられます」
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電話での応対に苦手意識を持つ人の中には、震えや動悸といった身体症状が現れるなど、「電話恐怖症」に悩む人もいるようです。どう対処すべきか、医師に聞きました。