1. 2021/08/08(日) 00:29:59
野口が本格的にクライミングに取り組んだ16年前、日本でこの競技を知る人はほとんどいなかった。高校1年で出場した世界選手権。野口は日本勢で唯一決勝戦に進み、リードで3位入賞という快挙を遂げた。高校の朝会でこの快挙が報告されたとき、友人たちから「啓代、何をやっているの?」と不思議がられたという。
当時は日本に練習場もなく、牧場を経営する父が牛舎を改造して作ってくれたクライミング施設で一人練習していた。(中略)そんな厳しい環境に身を置きながら、ボルダリングジャパンカップで歴代最多の11勝、ワールドカップ優勝21回、年間チャンピオンに4度輝き、メダルの数は50個以上。
ワールドカップで初優勝した08年から現在まで世界のトップを走り、これほど長くトップクラスに君臨し続けてきた選手は、野口以外にいない。圧倒的な成績を積み上げ世界のクライミングシーンをリードしてきた野口は、世界のクライマーからも“特別な存在”と尊敬されている。
出典:amd-pctr.c.yimg.jp
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「試合や練習が続くと、手の指はホールド(突起物)を強く掴むので指紋がすり減ってしまうんです。だから、スマホの指紋認証はできないし、シャンプーの時は髪の毛が当たって痛いんですよ。でも指紋は、少し休むと再生されますね」