1. 2021/07/04(日) 23:06:15
父は古尾谷が俳優デビューを果たした翌年、2003年3月に自ら命を絶った。それから十七回忌を迎えた19年、同居する母・女優の鹿沼絵里(68)との夕食時、酔った勢いでポロッと漏らした言葉が転機となった。
「親父の名前が世間から忘れ去られるのは嫌だな~」
鹿沼の提案もあり、二代目を名乗ることになったが「僕自身は芸名は単なる名前と、重く考えないようにしてます。親父のようになる必要もないし、自分らしく進みたい」と決意を語る。だが、生前の父が演じた役をいつかは自分もやってみたいという気持ちは常に持ち続けている。
出典:img.tokyo-sports.co.jp
「中学生だったんですが、父と一緒に堂本さんの楽屋にあいさつにいったら『おい! 何やってるんだよ~』と声が聞こえ、薄暗い通路の奥からおじさんが近寄って来たんです。それがジャニー喜多川さん。後で聞くと、古尾谷雅人になれなれしく話すジャニーズジュニアと勘違いしてかけた言葉だったそうです」
これを機にジャニー氏は古尾谷にジャニーズ入りを勧めたが、先代は鹿沼に「アイツがジャニーズに入ったら、オレが息子に食わせてもらっていると思われる」と独特の表現で反対したという。
古尾谷は「当時はあのジャニーズの舞台に自分が立つとか想像できなかったし、親に賛成されてても行かなかったでしょうね。でも後々、同世代の嵐などの活躍を見て、たまに後悔はしましたけど」とはにかむ。
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