1. 2021/03/28(日) 11:38:42
延泊できなかったのは、福岡市東区の専門学校の学生5人。学校によると、2月上旬に寮生活の学生1人の感染が発覚し、学校は寮の一部を閉鎖した。2月21~22日に理学療法士などの国家試験を控えていたため、保健所の調査でPCR検査や自宅待機も不要とされた寮生のうち5人は、学校近くのホテルに宿泊して勉強を続けた。だが、数日後に5人が延泊を申し込み、学校で感染者が出たことを伝えたところ、ホテル側から「あなたたちの感染が判明すれば清掃代10万円を求める」「他の客にキャンセルが出たら損失分も請求する」などと言われたという。
5人は延泊を断念し、友人宅などに身を寄せて勉強を続けた。ホテルの対応にショックを受け、泣いて学校に相談した学生もいたという。学校の担当者は「濃厚接触者でもなく、感染のリスクが低いのに、清掃代などを求めるのは差別的な対応ではないか」と憤る。その後も5人に症状は出なかった。
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新型コロナウイルスの感染者が出た福岡市の専門学校の学生が、宿泊先のホテルから「あなたも感染していたら清掃代を請求する」などと説明