1. 2021/01/29(金) 14:24:41
その後、別居を経て離婚した。生活が荒れた。当時の仕事先が入居していた大型商業施設で万引きが見つかり、退職。数年後に再婚し、34歳で初めて子どもを産んだが、その間も万引きをやめられなかった。
2人目の夫とも別れ、子どもを引き取った。4年半前、ドラッグストアで商品を万引きして逮捕された。
父親に「どれだけ家族をぼろぼろにしたら気が済むんだ」と言われた。
「実家では両親がこんな自分でも見捨てずに子どもの面倒を見てくれるなど支えてくれている。自分が病気と認めることにずっと抵抗があったが、治せるなら治したい」。女性は自分を見つめる一歩を踏み出したばかりだ。
◇女性受刑者20人に1人が「摂食障害の疑い」
摂食障害がある女性受刑者は、高学歴で就労経験がある人が多い一方、アルコール依存などの精神疾患を併発しているケースが少なくない。
+24
-61
生活に困窮していたわけでも、盗んだモノが欲しかったわけでもないのにやめられない――。万引きに手を染めたのは、厳しい両親に「認めてもらいたくて」特待生として高校に入学した後だ。 29歳で別の男性と婚姻届を出し、落ち着いたかのようにみえた。だが、夫から「太った女性は嫌い」と言われ、毎日体重をはかって40キロ台を維持できないと、吐くようになった。気づくと万引きを再開していた。