1. 2021/01/24(日) 19:34:43
(以下抜粋)
昨年6月、有償で乾燥大麻を譲り渡したとして、大麻取締法違反(譲渡)の疑いで長崎大の男子学生=当時(19)=が長崎署に逮捕された。大学のその後の調査で、学生は入学前に大麻を使用するようになり、進学後も続けていたことが分かった。
逮捕から2カ月。学生と友人は事件後、初めて顔を合わせた。長崎市内の海辺。友人は学生に問い掛けた。「もうしないよね?」学生は答えた。「もう捕まらない」再犯を心配した友人は事件について水を向けても、「答える必要ある?」と学生は話したがらなかった。
19歳で逮捕され退学となった元学生は今、再び進学を考えているという。友人は、大麻によってもう二度と、本人が傷つくことがないよう願っている。事件を振り返って、つぶやいた。「多くの若者は『ばれなきゃいい』と軽い気持ちで大麻に手を染める。悪いという意識もない。しかし、人生を棒に振ってまですることじゃない」
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長崎県内で若者の大麻汚染が広がっている。2020年に大麻取締法違反事件で県警が摘発したのは28人。平成元(1989)年以降、最多となった。6割超は20代以下の若者だった。逮捕者が出た長崎大は学生の意識調査を実施。勧誘された割合は首都圏と変わらず、長崎でも大麻が「身近に存在する薬物」との実態が浮き彫りとなった。