1. 2020/12/25(金) 15:48:28
(抜粋)
「今、いつロケや収録ができなくなるかわからないのでどんどん前倒しで作ろうとしています。でも地方ロケが『東京からスタッフが来るのはちょっと……』ということで断られるケースが増えて、ネタ探しに四苦八苦です。歌番組やお笑い番組は当然無観客ですし、旅番組は地元の人との触れ合いができません。それだと盛り上がりに欠けてしまって、非常にやりにくいです」と語るのは、民放制作局の幹部。
「タレントの家に行くロケがダメになるケースが増えています。行けたとしてもかなり人数が制限されるようになりました。スタジオに入れるスタッフの数にも制限がかかって、やりにくくなりました」(フリーのバラエティ番組ディレクター)
そして、コロナ対策は番組予算も圧迫しているという。「スタッフの検温、消毒、マスクなどのコストもかなり増えましたね。あと、ドラマで撮影関係者全員PCR検査を受けなければならなかった番組があって、費用がシャレにならなかったです。」(前出の民放制作局幹部)
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感染者の数や重症者の数が最多を更新するなど、コロナ第3波のニュースが連日お茶の間を騒がせているが、年末年始特番の季節のいま、テレビ番組制作に影響は出ているのだろうか? 筆者は急遽、年末年始特番の制作を担当する関係者たちに現在の状況を聞いてみた。現場のテレビマンたちの現在の「飾らぬ生の声」をお届けする。