1. 2020/11/20(金) 23:41:29
25歳だった13年、かかとの痛みに苦しむと、「体重を落とせば、痛みを緩和できる」と思い込んだ。1メートル65の身長に対し、体重40キロ、体脂肪率3%まで身を削り、月経が初めて止まった。不安が募ったが、仲間やスタッフに相談できず、一人で抱え込んだ。「お給料をいただいている以上、結果を残さなければ」という責任感からの減量だったが、「今振り返ると、浅はかだった」。
100グラム単位で体重増減を気にする中高生ランナーは多く、身を削ってでも速くなろうとする心境は、痛いほど分かる。だから、否定はしないし、自分のやり方を押しつけるつもりもない。彼女たちの気持ちをくんだうえで「しっかり食べて体を作り、メンタルも含めて強くなってほしい。速さを優先し、強さを後回しにすると、体や心を壊す」とメッセージを送る。一人でも多くの選手に「新たな道」を示せたら――。そう思うから、自身の体験を隠さずに伝える。
出典:www.yomiuri.co.jp
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身を削るような激しいトレーニングや減量の影響で、月経が止まってしまう女性アスリートの問題は今も根強い。陸上の女子ハーフマラソンで日本記録を打ち立てた新谷仁美(にいや・ひとみ、積水化学)は今年、無月経に悩んだ過去をツイッ