1. 2020/11/18(水) 14:11:18
「38歳になってすぐは、ここから何をどう表現すべきか、私に何かを求めてくれる人がいるのかどうかも分からない中で、もがき苦しんでいた時期でした。そんな時に『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)という作品で毒妻の役に出会って。それまでの私は、演じる際に、自分で“ここから、ここまで”という可動域を決めて役柄にブレーキをかけていた部分があったのですが、この役に関してはストッパーを一切外してみよう、行けるところまで行ってみようと目標を立てました。
こんなに役について悩むかな、ここまで考える必要あるかな?っていうくらい、現場を離れても役についてずっと考えてしまうような生活で(笑)。でも、気付くと、劇中の毒殺シーンをわくわくしながら想像している私もいて…役と自分との境目がよく分からなくなっていた時間でもあります」と振り返る。
「すると、思いがけず大きな反響をいただいて、想像もしていなかったまさかのギフトが届いて…停滞していたいろいろが突然、面白いように回り始めたんです。物事が動き出す瞬間の、増幅するエネルギーみたいなものを体感した年でした」。
出典:www.crank-in.net
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自分を陥れた者への復讐に命を燃やすマネージャー、ドSで毒舌だが心の底では周囲への優しさがあふれる放射線技師、大物俳優と結婚したクセが強めな元アイドル…。近年さまざまな作品で幅広い役柄を演じ、確かな存在感を発揮し続ける女優の山口紗弥加が次に挑むのは、マッチングアプリに出会うことで大きな転換期を迎える38歳の女性だ。自身を振り返っても「微妙な年齢だった」という38歳の等身大の女性を演じるにあたり“さらけ出した”という山口に、本作で伝えたい思いを聞いた。