1. 2020/11/07(土) 17:13:18
鉄道業界は、鉄道工事の担い手の激減という現実に直面している。線路の下にあるバラスト(砕石)、電車に電気を供給する架線は、定期的に新しいものに取り換えなければならない。これらは列車が運行していない間に行う必要があり、終電後の作業となる。
(略)
このような実態に対応するため、大型機械を導入し、省力化を進めてきた。
しかし、大型機械は人間と違って、終電が通過するまで線路わきで待機するわけにはいかず、移動・据え付けに時間を要する。そのため、作業時間が短いと十分に効果が得られない。
作業を効率化させないと、深夜の鉄道工事は減らず、作業者の労働環境も改善しない。このままでは、鉄道工事を担う人材がいなくなってしまう。これが終電繰り上げの最大の動機である。
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JR東日本や小田急電鉄が終電時刻の繰り上げを発表し、その波紋が広がっている。「ナイトタイムエコノミー(夜間の経済活動)」の推進にも逆行し、遅番や夜勤がある人にも影響が及ぶ可能性がある。それでも終電時間を繰り上げるのは、経営効率化だけでなく、鉄道イン...