1. 2020/04/14(火) 11:26:17
【西岡さん】実は以前から、毎シリーズのように女の子の機関車が少しずつ登場してきたり、人間のキャラクターも含めて、より多様な世界市場を意識したりした展開は続いていました。その振り幅が明確に大きくなったのは、2018年に国連とコラボしてからです。未来を担う子どもたちに、地球を守るために定めた世界目標「SDGs」(エスディージーズ)のメッセージを盛り込む内容で、ちょっと難しいテーマを、子どもたちだけでなくその保護者にもわかりやすく伝えるアンバサダー的な役割です。主に世界180以上の地域で放送され、愛され続けているトーマスはぴったりだったということでしょう。
・トーマスの隣にはイタリア出身女の子「ジーナ」
出典:contents.oricon.co.jp
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2020年で原作誕生から75周年、日本でのテレビ放映開始から30年となる子ども向け人気コンテンツ『きかんしゃトーマス』。2018年のシリーズ以降は、これまでの舞台だったソドー島を飛び出して世界各国を周りつつ、新たなキャラクターも続々と登場している。ジェンダーバランスを意識した“女の子機関車”や、多様な国々出身のキャラクター登場には、どのような意図があるのか。日本でのマスターライセンスを保有するソニー・クリエイティブプロダクツの西岡敦史さんに話を聞いた。