1. 2019/12/14(土) 21:59:52
総務省の家計調査を使ってシミュレーションすると、65歳の夫婦がそれぞれ平均余命まで生きる場合、最終的な不足額は1132万円程度だと考えられる。むろん、生活レベルはその人の家族構成やライフスタイルにもよるが、あくまでも平均値ではその程度だと考えていいだろう。
ただ残念なことに日本の年金制度は世界的に見ても非常に問題がある。アメリカの大手コンサルティング会社「マーサー」が毎年発表する「グローバル年金指数ランキング(2019年度)」を見ると、日本は37カ国中31位と最下位に近い。将来的に安心できる年金制度とはとても言いがたい。
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2019年6月、老後生活には公的年金以外に夫婦で2000万円が必要、という金融庁審議会の報告書が大きな話題になった。いわゆる「老後資金2000万円問題」だが、若い世代はこれからどうやって定年までに2000万円もの老後資金を用意すればいいのか……。途方に暮れる人も少なくないのではないか。すでにリタイア間際という人の中には、「到底無理」と考えた人も少なくなかったはずだ。