1. 2019/02/11(月) 16:22:51
メラティとアシムは囲いを隔てて互いの姿を確認し、10日間で明らかに前向きな兆候を示していたことから、園側は2月8日に2頭を近距離で引き合わすことにした。
(略)やがて匂いを嗅ぎあったりと触れ合い始めた2頭は、突然攻撃的になった。
これを見たスタッフらは、大きな音を立てたり物を揺らしたり、アラームを鳴らしたりして2頭の気がそれるよう試みた。しかしアシムのメラティへの攻撃は止むことがなかった。その後、スタッフらはアシムをメラティから引き離して囲いの中へ入れ、すぐに獣医がメラティのもとに駆け寄ったが、残念ながら手遅れだった。
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インドネシアのスマトラ島に生息するスマトラトラは、世界野生生物連盟によると個体数が400頭未満とされ、絶滅の恐れが最も高い「近絶滅種」とされている。ロンドン動物園では、飼育している雌のスマトラトラの“メラティ”(10歳)が2016年に双子を出産し喜びに沸いたが、今回新たに繁殖相手を引き合わせ子孫を残してくれればという望みをかけて、園のスタッフたちは1月29日に雄のスマトラトラを迎え入れた。...