1. 2019/02/10(日) 20:08:04
「時折、夜になると『みんなでドライブ行くぞ』と2時間ぐらい車で出かけるんです。アパートに戻ると、両親は『車で待ってて』と子供を残してアパートに向かう。それを僕は『謎の10分』と呼んでたんですが、上の兄貴2人と姉は、何をしているのか、知っていたんでしょうね。親についていこうとする僕をがっちり押さえていましたから」
部屋の扉には借金取りの張り紙。「カネ返せ」「ウジ虫」「殺すぞ」──それを両親はタカ坊に気づかせないために10分かけて剥がしていたのだ。
「僕が4歳の頃、ホンマにしんどかったんでしょうね。おかんが僕ら子供を車に乗せて『このまま、崖から落ちようか』と言いだしたんです。その夜にね、家族で食べたのが、『鶏ムネ肉と白菜の鍋』だったんです。
その頃、福岡で暮らしていて、おかんは畑の手伝いをしていたのか、白菜を山ほどもらっていた。それと福岡は鶏肉が安くて、一番安かったムネ肉を醤油で炊くだけの、いま思えば貧乏鍋ですわ。あの日も家族は泣きながら『うまい、うまい』と食べました。子供の頃からの僕の大好物なんです」
出典:nikkan-spa.jp
+55
-223
「ウチは、おとんが会社をつぶしてしまって借金が1億円もあったんですよ。4歳ぐらいからですか、福岡や大阪を転々として、中学までに11回、転校を繰り返したほどで」