1. 2017/09/04(月) 12:04:39
家事・育児の分担も平等と決め、実際にそうしていた。
だが、2人目が生まれて状況は一変した。部長になって四つの課を束ねるようになり、責任が一気に増した。
帰宅は午後10時が普通になり、妻には「全然手伝えなくて、ごめん」と頭を下げ続けた。申し訳なさから、息抜きだった飲みに行くこともやめ、家事・育児に時間を割いた。
体が徐々にSOSを発するようになったのはこのころだ。「父、夫、部長と役割が増えてきて、全部やりきらなきゃと思うほど、本来の自分を押し潰し、ないがしろにさせざるを得なかった。自分をいたわる時間が全くなくて、ついに体が悲鳴を上げた」
出典:www.asahicom.jp
仕事を投げ出し、毎晩飲み歩けたらどんなに楽だろう。でも、それはできない。「キャパオーバーでも逃げ場がない。そんな状態なんです」
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男性の育児参加が進むなか、疲弊する「イクメン」が増加中だ。「パタニティーブルー」と呼ばれ、母親が出産後などに情緒不安定になる「マタニティーブルー」のパパ版と言われるが、母親はホルモンバランスの変化も関係しているのに対し、父親は環境変化などの影響が大きい。女性とはまた違った苦しみがあるようだ。「なんか、おかしいな」 名古屋市の30代の男性は昨夏、自身の異変に気づき始めた。大きな音が耳に付くようになり、吐き気が止まらない。寝られない夜も増えていた。このころ、次女が誕生し、人材サービスの仕事では部長に昇進したばかり。公私ともに順風満帆のはずだった。1歳上の長女が生まれた時から、育児には積極的