1. 2017/08/06(日) 13:06:33
就職の実績が豊富な都立第四商業高校(練馬区)の進路指導部主任の對馬秀男教諭はこう話す。
「昨年7月に学校に届いた求人数の半数が、今年は最初の3日で集まった。高卒採用を再開する企業に加え、新規で高卒採用を始める企業も増えている」
<略>
「高卒求人に多い製造業や建設業を始め、飲食業、介護、福祉と、業種を問わず求人数が増えるなか、以前はなかった営業などのホワイトカラー職の求人も目立ち始めた。ある一定レベル以下の大学生を採用するなら、高校生のほうが素直で、一から育てたほうがいいと評価する声も中小企業を中心に出始めた」
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高校生に対する求人が急増中だ。進学か、就職か──。空前の売り手市場に、高校の進路現場で異変が起きている。奨学金が社会問題化する中、確かな選択に頭を悩ませている。 * * * 高校生の就活が始まった。企業がハローワークに求人票を提出し、受理されたものが例年7月1日に公開され、採用活動が始まる。就職希望者の多い市立川崎高校定時制(川崎市)進路指導部主任の高橋正太郎教諭は、嬉しい悲鳴を上げた。 「ここ5年で学校に届く求人数が倍増している。これまでは会社ごとに求人票をファイリングしていたが、今では業種ごとにまとめないと整理ができない」