1. 2017/07/05(水) 12:47:20
夫婦は長く続けた不妊治療を3年ほど前に諦め、養子を探してきたが、児童相談所には、妻の年齢から「新生児はあっせんできない」と断られた。わらにもすがる思いで見つけたのが「インターネット赤ちゃんポスト」というサイトだ。
出典:dd.hokkaido-np.co.jp
夫婦は会員登録し、サイトに「養親募集」の情報が掲示されるたびに申し込んだ。5月下旬、札幌市の20代半ばの妊婦の「緊急募集」に応募すると数日後にマッチング成立の報告を受けた。約1週間後、男児が生まれた。男児を連れて帰る日、夫婦は医師や看護師ら約10人から祝福を受けながら病院を後にした。「親にしてもらった。こんな日が来るなんて、本当に幸せ」
養親は実親の出産費用や産前産後で収入が得られない数カ月分の生活費など計100万~200万円を負担する。
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赤ちゃんを育てられない事情がある実親(じつおや)(生みの親)と、特別養子縁組を希望する養親(ようしん)をインターネット上で引き合わせるシステムの利用が道内でも広がりつつある。養親希望者の情報をサイト上に掲載し、実親が相手を選ぶ仕組みで、6月下旬には札幌市内の病院で生まれた赤ちゃんが、大阪市の夫婦に引き取られた。システムを運営するNPO法人は「より多くの赤ちゃんを家庭的環境で育てられる」と強調するが、専門家は「養親の資質を判断できるのか」と批判している。「これからが始まりや。おうちに帰ろう」。6月28日、札幌市手稲区の病院の新生児室。大阪市から妻(46)と共に迎えにきた会社員の男性(38)は..