1. 2017/06/17(土) 20:21:58
ランニングタイツはタイム向上に役立たず 疲労軽減効果もなし?!米研究 : J-CASTヘルスケア
www.j-cast.com
最近、ランニング愛好者の間で、タイツを着る人が増えている。市民マラソンの会場では、参加者のほぼ9割が着用し、「短パン生(なま)足」で走ると目立って恥ずかしくなるくらいだ。 筋肉を締める圧縮タイプには、筋肉の無駄な動きをなくし、タイムを向上させる効果があると思われていることもタイツ人気に拍車をかけている。ところが、タイツはタイムの向上や疲労軽減には役立っていないというトホホホな研究が2017年6月1日、米デンバーの米国スポーツ医学会で発表された。
「短パンのショーツを着たランナーの足はプルプルと振動を続けました。機能性タイツを着けると、確かに筋肉の振動は大幅に減りましたが、ランナーの走行距離を伸ばしたり、速度を上げたりするのに役立つわけではないことが数字で示されたのです。3つのタイプのウエアの間で、タイムや筋肉の疲労度はほとんど変わりませんでした。筋肉が振動すると、筋肉が収縮してより多くのエネルギーが消費されるため、理論的には機能性タイツは筋肉疲労が少なくなるはずです。しかし、私たちの研究では、ランナーの成績はタイツを着ても着なくても同じだったのです」
「長距離走の大きな部分は、肉体的な耐久力だけでなく、精神的な耐久力が占めているのかもしれません。精神的な耐久力は測ることができません。ただし、今回の研究ではタイツの着用に問題があることを示す知見はまったくありませんでした。長距離ランナーにとっては、ほんのわずかな感覚の違いが重要です。タイツの感覚が好きな人なら、私たちが測定できなかった部分で圧縮タイツがランナーの役に立っている可能性はあります」
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出典:www.j-cast.com