1. 2017/01/02(月) 15:27:45
キャリーバッグを曳いていた人に賠償を命じた判決とは、どのような内容なのか。「これは、駅構内において、被告の曳いていたキャリーバッグが、対面からすれ違った原告の足に当たって、原告がつまずき、骨折などの傷害を負ったという事案について、100万円強の損害賠償責任を認めたという判決です(東京地裁平成27年4月24日判決)。
キャリーバッグの使用者は、具体的にどんなことに注意すればいいだろうか。
(略)
様々な人の流れがあり、混雑している駅構内や繁華街、店舗内などでは、できる限り損害賠償リスクを減らすため、漫然とキャリーバッグを自らの視野に入らない後方で曳くようなことはせず、自らの身体の前に持ってきて、周り(特に前方)に注意しながら、押して歩くべきでしょう」
+170
-4
重い荷物も楽に運べ、旅行や出張に便利なキャリーバッグ。しかし、近くを歩いている人の足の甲を車輪でひくなどのトラブルも発生しているようだ。 ツイッターには「後ろの人のキャリーバッグに足轢かれてガッ!てなって転びそうになった」「エスカレーターの一番上からキャリーバッグが滑走して逝った」などのツイートが見られた。 裁判にまで発展し、キャリーバッグを曳いていた人に賠償を命じる判決も出ているという。思わぬトラブルを防ぐために、キャリーバッグを使う人は、どのような点に注意すればいいのか。伊澤大輔弁護士に聞いた。