文豪・作家の絶妙な表現

[1. 匿名]

夏目漱石「坊っちゃん」
坊っちゃんが美人と噂のマドンナを初めて見た時の印象

『何だか水晶の珠を香水で暖めて、掌へ握ってみたような心持ちがした。』


他の作家の絶妙な表現や言い回しを知りたいです

[2. 匿名]

月が綺麗

[3. 匿名]

丸太小屋

[4. 匿名]

>>1
これを絶妙とは思わない私
よくわからん

[5. 匿名]

やれやれ、僕はパスタに射精した。

[6. 匿名]

人間だもの

[7. 匿名]

カフカだったかな。

ひざを小さくかがめて気取ったお辞儀をした、て文が好きだったわ。
女の子がカーテシーする絵が浮かぶ。

[8. 匿名]

メロスは激怒した

[9. 匿名]

それにしても向上心溢れる真面目な方が睡眠学習に手を出すだろうか。

[10. 匿名]

>>1
どう絶妙なの…？感性によるよな

[11. 匿名]

[12. 匿名]

我輩は猫である。名前はまだない。

この書き出しの「掴みは完璧」感

[13. 匿名]

[14. 匿名]

人生は地獄よりも地獄的である

[15. 匿名]

ウィスキィ
小文字のィがなんともいえずかっこいい

[16. 匿名]

[17. 匿名]

>>9
それはもしや「もものかんづめ」ですか。

[18. 匿名]

月が綺麗ですね＝愛しています

[19. 匿名]

かぶりをふる

[20. 匿名]

青鯖が空に浮かんだような顔

[21. 匿名]

[22. 匿名]

太宰治の斜陽
女性が匙をひらりひらりと口に運ぶ表現が印象的

[23. 匿名]

>>5
は？？？

[24. 匿名]

>>23
村上春樹といえばやれやれなんだよ笑

[25. 匿名]

加藤文豪の「いっそうの高みを目指す」結婚報告

[26. 匿名]

>>21
タニジュンの写真が折れ曲がっててかわいそう

[27. 匿名]

>>11
コイツは薄っぺらいですよ！

[28. 匿名]

>>2
好きでもない人に「月が綺麗ですね」って言わないもんね。

[29. 匿名]

行く川の流れは絶えずして、もとの水にあらず

[30. 匿名]

文豪はだいたいイカれてるから面白いとは思うけど驚かない

[31. 匿名]

>>2
死んでもいいわ

[32. 匿名]

>>16
読んだことある！なんだっけ？

[33. 匿名]

>>28
え！私親戚の叔父ちゃんに言ってたわ

[34. 匿名]

私が愛する掌編トム・レオポルドの「君がそこにいるように」から
主人公が自殺した元カノメアリの部屋を訪れている場面

僕はメアリのバスルームの鏡にさよならの乾杯をした。
「世の中には、広告業界の若いニキビ野郎が髭を゙剃るのを映さなくちゃならない鏡もあるっていうのに、メアリが化粧をするのを映したこの幸せな鏡に乾杯だ」

[35. 匿名]

>>32
村上春樹が訳したグレート・ギャツビーだったかな

[36. 匿名]

>>26
タニジュンの顔思ってたんと違った。
私が頭の中でタニジュンと思ってた顔はカワヤスだった！

[37. 匿名]

もう私は、属目の風景や事物に、金閣の幻影を追わなくなった。金閣はだんだんに深く、堅固に、実在するようになった。その柱の一本一本、華頭窓、屋根、頂きの鳳凰なども、手に触れるようにはっきりと目の前に浮んだ。繊細な細部、複雑な全容はお互いに照応し、音楽の一小節を思い出すことから、その全貌を流れ出すように、どの一部分をとりだしてみても、金閣の全貌が鳴りひびいた。
『金閣寺』

[38. 匿名]

セックスのあとの味醂はうまい

って冒頭の書き出しなかった？

[39. 匿名]

>>1
漱石が無意識って言葉作ったんじゃなかった？

[40. 匿名]

>>36
ヤスナーリ？
トンネル抜けたらユキグーニ⛄️

[41. 匿名]

>>38
オセッセのあとにミリン飲むの？
ある中やん

[42. 匿名]

>>25
平凡以下
文豪には一生なれないやつ

[43. 匿名]

>>33
おじさんなら愛の言葉なんて思われないから大丈夫でしょう笑

[44. 匿名]

このトピ面白い
また遊びにくる

[45. 匿名]

>>17
そうだよー。今もたまに読むよ

[46. 匿名]

>>38
室井祐月の｢熱帯植物園｣

[47. 匿名]

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

川端康成「雪国」から

[48. 匿名]

>>1
単に美人にときめいたんだろうけど秀逸だよね。

[49. 匿名]

>>24
そしてとにかくセックスする

[50. 匿名]

かわいた笑いが欲しい時に最適ですよね！

[51. 匿名]

梶井基次郎の檸檬のモデルになった店（閉店）
梶井基次郎が「果物屋のもつ美しさが最も露骨に現れた店」と表現した
昔々新聞で一度読んだきりだけど強く残ってる

[52. 匿名]

ニューヨークの少女が寝返りををうつ時、ローマの少年は朝陽にウィンクする

みたいなやつ

[53. 匿名]

>>5
本当にこんな描写あったら、そのキャラはとんでもない性癖の持主だな(笑)

[54. 匿名]

>>8
この書き出し天才だなと思う。

[55. 匿名]

>>2
あの翻訳ダサすぎる。なんであれが持ち上げられてんの？

[56. 匿名]

>>2
アイラブユーを「我汝を愛す」と訳した生徒に言ったんだよね
「お慕いしております」でいいと思う
英語教師としてダメじゃん

[57. 匿名]

>>11
NHKの文学を語る番組に出てたが、ほぼゼロな人でしたわ

[58. 匿名]

>>28
言うよ別に

[59. 匿名]

謝って薄墨でも滴り落ちたかのようにゆっくり夜へと滲み始めた空を、その鶴は、寒風に揺れる一片の雪にも似て、白く、柔らかく、然しあくまで潔癖なひと筋の直線をひきながら、軈て何処へともなく飛び去ったのだと言う
連城三紀彦　変調二人羽織

[60. 匿名]

>>55
わたしもこれ大嫌い

[61. 匿名]

凛と澄む心が一人になって
あなたと違う私を知る

[62. 匿名]

繊細な細部、複雑な全容はお互いに照応し、音楽の一小節を思い出すことから、その全貌が流れ出すように、どの一部分をとりだしてみても、金閣の全貌が鳴りひびいた。　金閣の美を音楽で表現する三島由紀夫

[63. 匿名]

晩年の山本文緒だったかな？

これまである物で適当にこしらえたご飯の数々の事を
『なんとか料理をでっちあげてきた』みたいな表現で
ほんのり自虐入っているのが面白いなーと思った

[64. 匿名]

織田作之助が「螢」で、『乾いた雑巾から血を絞り出すような苦労をする』と表現していて、壮絶な苦労の様を感じました

[65. 匿名]

>>59

すごい！！
情景が浮かぶよう。

[66. 匿名]

私は、友が無くては、耐へられぬのです。しかし、私には、ありません。
この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。

[67. 匿名]

シェークスピアの文章は本当に天才だなあと惚れ惚れすることが多いです

[68. 匿名]

ねえ、ナナ。あたし達の出会いを覚えてる？

[69. 匿名]

夜は若く、彼も若かった。だが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。
ウィリアム・アイリッシュ(黒原敏行訳)「幻の女」

[70. 匿名]

>>9
メルヘン翁で、友蔵が死んだことを知ったお姉さんの「バッタのように飛び起きた」からの
死に顔を見た後の「コオロギのように笑い始めた」もよく考えたなと思った

[71. 匿名]

>>11
この人の作品全然面白く無かったし残念だけど才能無いと思う
才能だけは努力でどうにもならないんだと体現した人

[72. 匿名]

>>47
夜の底が白くなった　好き

[73. 匿名]

>>49
最新作ではなかった。彼も年だから。

[74. 匿名]

>>71
まったく同じこと思った。
『人間』という作品がめちゃくちゃつまらなかった。時間をドブに捨てるようなもの。これから読もうとしてる人には図書館で借りることを勧めたい。
なんで芥川賞獲れたんだろう。

[75. 匿名]

漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」って訳した――って出典が見つからなくて
都市伝説って説が有力なんだよね

たしかに、いかにも一般受けしそうな通俗エンタメ的な話で
文学を読まない人たちは疑わずに飛びつきそう

「月が綺麗ですね・死んでもいいわ」検証

「月が綺麗ですね・死んでもいいわ」検証「月が綺麗ですね・死んでもいいわ」検証目的（2019年2月8日改稿）「死んでもいいわ」検証と統合して「月が綺麗ですね・死んでもいいわ」検証に変更夏目漱石が「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したとされる都市伝説の...

[76. 匿名]

>>8
恥の多い生涯を送ってきました(人間失格)
アカルサハ、ホロビノ姿デアラウカ(右大臣実朝)
太宰はパワーワードを作るのが上手い
現代にいたらコピーライターになってそうと又吉が言ってた

[77. 匿名]

そのときの二人が状、あたかも二人の身辺には、天なく、地なく、社会なく、全く人なきがごとくなりし。

[78. 匿名]

>>73
そりゃ仕方ないな

[79. 匿名]

>>64
これすごいね
一生忘れなさそう
教えてくれてありがとう

[80. 匿名]

お茶碗にも別れてしまう

[81. 匿名]

>>79
共感してくれる人がいて嬉しいです！！

[82. 匿名]

>>81
織田作之助＝乾いた雑巾から血を出すほどの努力って覚えたよ！

[83. 匿名]

>>2
これ、典拠のない都市伝説じゃなかった？

[84. 匿名]

胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか
夢野久作「ドグラ・マグラ」

[85. 匿名]

>>84
スチャラカチャカポコ

[86. 匿名]

>>17
女性自身を卑猥な名前の某雑誌と表現したさくらももこ好き過ぎる

[87. 匿名]

作品じゃないけど、中原中也が太宰治に向かって
「青鯖が空に浮かんだ顔しやがって」が絶妙に上手くて好き

[88. 匿名]

>>87
さすが詩人だよね

[89. 匿名]

>>88
そう！

中也のファンに「この表現上手いよな！」って言ったら「それがこいつの仕事や」って言ってた。

[90. 匿名]

>>86
ズバリ女性器の隠語とも思える語句のタイトルをつけている、あの雑誌って感じの文だった

[91. 匿名]

夏目漱石が"簡単"を"単簡"て書く所

[92. 匿名]

トンネルを抜けると雪国だった

[93. 匿名]

>>22
「最後の貴婦人」である「お母様」だよね
西洋風の正式な食事マナーではないのに、優雅に美味しそうに食べている描写が素敵だった

[94. 匿名]

>>1
もう取り返しが付かないという黒い光が、私の未来を貫いて、一瞬間に私の前に横たわる全生涯を物凄ものすごく照らしました。

重さは違うかもしれないけど失敗した時に思い出す

[95. 匿名]

題名だけで怪奇を感じる夢野久作。

[96. 匿名]

>>74
火花は誰に聞いても読んで時間を無駄にしたと言ってるのに、Amazonレビューとか読むと賛辞が多くて謎

[97. 匿名]

>>1
ゆや～んゆよ～んゆやゆよ～ん

オノマトペの天才も忘れないで。
文豪じゃないかもだけど。

[98. 匿名]

ダンス・ホール。喫茶店。待合。
いない、いない。醜くてすごいものばかり。
オフィス、デパート、工場、映画館、はだかレヴュウ。いるはずが無い。

[99. 匿名]

印象的な文にたくさん出会ってきたのに、いざとなったら思い出せないのが悔しい。

[100. 匿名]

>>28
どうでも良い相手に自分の感受性を解き放った姿は見せないという意味なら理解できる
好きな相手だと自分の好きな物とか心が動いた出来事とかを話したくなるもんね
共感して欲しいという願望とこの相手なら共感してくれるだろうという信頼関係があってこその台詞とも言える

[101. 匿名]

>>59
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵具みたいなイレギュラー

を思い出したわ。

[102. 匿名]

>>71
何者でもない貴方には言われたくないでしょう。

[103. 匿名]

ひらりひらりと、まるで小さな翼のようにスプウンをあつかい、
スウプを一滴もおこぼしになる事も無いし、吸う音もお皿の音も、
ちっともお立てにならぬのだ。

[104. 匿名]

>>103
斜陽ですね。

男性(太宰治)が書いたとは思えないくらい繊細な表現ですよね！

[105. 匿名]

>>104
本当に繊細ですよね。
育ちの良さを表現するのにスープの飲み方を用いるんだと
読んだ当時思った記憶があります。

私もひらりひらりとスープを飲んでみたいものですw

[106. 匿名]

桜の木の下には死体が埋まっている

[107. 匿名]

>>100
そうです！そういう感じの意味で書きました😃 一緒にロマンチックな気分を感じたい人というか。
恋愛感情ない人に言える人も素敵だと思うけど。
どちらにしろ、月が綺麗ですねって言いたくなる相手もきっと素敵な人なんでしょうね。
私もたまには夜空を見上げて心の洗濯しようかな🌝✨

[108. 匿名]

>>52
「朝のリレー」ですか？
カムチャッカの少年がキリンの夢をみている時どうとか、
どこかの少女が朝もやの中でバスを待つとかいう詩でしたっけ。

こういう絵本もあったな。
「ぼくがラーメンを食べている時」みたいなタイトル。
世界は繋がってるけど、全く違う暮らしをしてるという事を思い知らされる。

[109. 匿名]

>>8
やっぱこれだねって、
かっぱえびせん食べながら思う。

[110. 匿名]

>>56
シンプルな言葉だけど色んな想いが詰まった物を、どう表現するかってことを文系の授業でしたかったんじゃない？道徳ぽさもありで。

[111. 匿名]

>>64
その雑巾はきっとものすごく古くて、
ずっと彼と共に在ったのだろうな。

[112. 匿名]

>>28
特に、その時代の硬派な男性は言わなかったであろうと想像できる。

[113. 匿名]

下吏となって長く膝ひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺のこそうとしたのである。

[114. 匿名]

>>15
ウヰスキーって表記もあるよね
ワ行のヰ（wi）
確かに〜って思った

[115. 匿名]

>>13
本人？

[116. 匿名]

>>108
いいよね。

[117. 匿名]

>>96
ほんとそれ。
Amazonレビューは当てにならないと思った。

[118. 匿名]

>>29
「しかも」をお忘れになっているわ。

高校生の時、「〜またかくのごとし。」まで暗記させられた。意外と記憶に残っているのね。by アラフィフ

[119. 匿名]

>>103
16歳の頃斜陽が大好きだった
今も大好きだけど、アラフィフの今は本を読まなくなりガルちゃんばかり読んでいる！
本も漫画も読まない
音楽は若い頃と変わらず聴いている

[120. 匿名]

今度誰かと喧嘩する時は青鯖が空に浮かんだような顔しやがってって言ってやる

[121. 匿名]

名前をつけてやる

[122. 匿名]

>>2
ソースなし

[123. 匿名]

>>76
それ又吉の前にすでに現役のコピーライターが言ってた

[124. 匿名]

>>11
「女」が書けてないって意見をよく見たけど確かにそう思う
女の描写ができないんじゃ太宰みたいにはなれないね

[125. 匿名]

>>102
横
素人の溜まり場に来て何言ってんの

[126. 匿名]

貨幣 太宰治
恥じて下さい。人間ならば恥じて下さい。恥じるというのは人間だけにある感情ですから。

[127. 匿名]

>>112
月は風流の最たるものじゃん
硬派だって言うよ
何でこのセリフをそんなに持ち上げたいのかわからん

[128. 匿名]

>>102
読者あってこその文学なのに何言ってるの？

[129. 匿名]

>>100
月が綺麗ですねなんて通りがかりの人への挨拶でも言うわ
あなた達の話を聞いてるとドナルド・キーンが「『坊っちゃん』は児童文学なのに日本人は漱石が書いたなら大人の文学だと勝手に勘違いしてしまう」という言葉を思い出す

[130. 匿名]

>>126
これもいいね
やっぱり太宰治は良いね

[131. 匿名]

>>31
下品で好きじゃない

[132. 匿名]

>>33
近所の爺さんにでも月夜に会ったら言うよね
これを「愛してます」に変換できる人って語彙が少なくて「こんばんは」「おはようございます」みたいな挨拶語でしか挨拶してないんだよ、大人になって以降も

[133. 匿名]

>>118
あなたが正解

[134. 匿名]

横溝正史のモブの姐さん「メチルより青酸カリの方が手っ取り早くってよ。」
下戸の青年が珍しく酒場に現れたから、恋人に振られてヤケ酒しに来たと思ったときに出た軽口。
ヒデェw